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S&I、Zoomに対応したオンライン会議の録音ソリューションを提供

各企業のポリシーに従ったオンライン会議の自動録音、分析が可能

 エス・アンド・アイ株式会社(以下、S&I)は22日、ベリントシステムズジャパン株式会社の「VERINTオンライン会議のコンプライアンス録音」がZoomに対応したことを受け、金融機関やDX推進を目指す企業を中心に提供すると発表した。

 「オンライン会議のコンプライアンス録音ソリューション」は、監査や記録保持を目的にオンライン会議を録音・録画するソリューション。従来はMicrosoft Teamsの録音・録画に対応していたが、今回、Zoom音声の自動録音に対応したことを受け、S&Iでは同製品の提供を開始する。

 Zoomの標準機能での録音は、備忘録や共有を目的にユーザーが手動で録音するのに対し、このソリューションを利用すると、会話/ビデオ/会議などすべてのコミュニケーションを自動で録音可能。データはすべて暗号化した状態でストレージに保存され、改ざんを防止できるだけでなく、検索のためのテキスト情報もデータベースに保存されることから、必要な時に必要な情報を素早く検索できる。

 また、記録したデータを監視・データ分析に活用することも可能で、ダッシュボードにて、会話の中で何が問題なのかを可視化できるとのこと。S&Iでは、こうした特徴から、コンプライアンスの強化目的に加えて、新たな知見の発見や顧客の声の分析など、企業のビジネス成長を支えるソリューションとしても活用できると説明。このソリューションで録音したデータを音声認識し、分析・レポーティングするまでの一連のプロセスについても構築を支援できるとしている。

 なお、システムはオンプレミスのみならず、Microsoft Azure上やAmazon Web Services(AWS)上にも構築可能だ。