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シーイーシーとエーアイセキュリティラボが協業、Webシステム向けのセキュリティ診断を支援

 株式会社シーイーシーと株式会社エーアイセキュリティラボは16日、Webシステムを対象としたセキュリティ診断分野で協業すると発表した。シーイーシーのトータルセキュリティソリューション「Cyber NEXT」と、エーアイセキュリティラボの脆弱性診断サービス「AeyeScan(エーアイスキャン)」を組み合わせ、企業のサイバーセキュリティ対策の効率化を支援するという。

 シーイーシーでは、製造や金融、情報通信といった業界向けに、「Cyber NEXT」のアプリケーション脆弱性診断サービスやペネトレーションテストを通じて、専門エンジニアによるセキュリティ対策を支援してきた実績を持つ。

 今回の協業では、エーアイセキュリティラボが開発したクラウド型のWebアプリケーション脆弱性診断ツール「AeyeScan」を活用することで、脆弱性診断のコスト低減と、診断後の改善から運用監視のサポートによるセキュリティ対策の負荷軽減を実現するという。

脆弱性を早期発見、解決する両社の連携サービスのイメージ

 具体的には、自動車・金融・情報通信業界などに向け、業界ごとに異なるデジタルサービスの特性に応じて、コンサルティングから脆弱性診断、診断後の対策までトータルのセキュリティソリューションを提供する。例えば、診断ツールだけでは補えない金融業界などのWebアプリケーションを対象に、「AeyeScan」の自動診断と、ペネトレーション技術を有するセキュリティエンジニアによる手動診断を組み合わせたサービスを提供するとした。

 また、2021年12月に発見されたApache Log4jのログ管理ライブラリに起因する脆弱性が急増し、デジタルサービスを提供する企業各社は、修正パッチの公開以降もリスク対応に追われているのが現状だ。そこでシーイーシーでは、「AeyeScan」を活用し、Webシステムやアプリケーションの更新時に起因しやすい脆弱性を、短時間・低コストで診断するとのこと。