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NSSOL、オムロンの「オートメーションセンタ KUSATSU」においてローカル5G環境構築を支援

 日鉄ソリューションズ株式会社(NSSOL)は14日、オムロン株式会社の滋賀県草津市の草津事業所内に設置されている「オートメーションセンタ KUSATSU」において、ローカル5Gシステム(4.8GHz帯)の導入・構築・運用支援を行ったと発表した。

 オートメーションセンタ KUSATSUは、オムロンと顧客企業との共創活動を支援するための施設。顧客企業は製造装置を同施設に持ち込み、5Gによってオムロン製の制御機器と連携させて、実際の生産ラインを模した環境にて実証実験を行うことが可能で、高速大容量・低遅延といった5Gの特徴を製造現場で活用するために、さまざまなテストを実施できるという。

 今回NSSOLでは、同施設に対して、ノキア製ローカル5Gソリューション「nsraven(エヌエスレイヴン)」を販売するとともに、コア・無線基地局の構築およびシステムの運用保守を提供した。

 なおNSSOLは、ノキアとの戦略提携のもとで、2017年からローカル5Gの提供に向けた共同検証を行ってきたほか、2019年12月に代理店契約を締結し、いち早く、ローカル5Gサービスを日本国内にて提供している実績を持つ。またオムロンなどともに、「Nokia ローカル5G テクノロジーパートナーシップ」にも参画し、新しいユースケースの開発と展開にも積極的に取り組んできた。

 同社では、今回の実地検証を通じ、オムロンとともに顧客企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現に向けた支援を行っていく考えだ