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NSSOL、ローカル5G/プライベートLTEによる自営無線網の構築サービスを提供

 日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は26日、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する情報収集・活用基盤となる自営無線網(ローカル5G/プライベートLTE)サービスを、2020年1月に提供開始すると発表した。

 NSSOLの自営無線網サービスは、顧客企業の生産現場で発生するさまざまなデータを効率よく収集、また収集・分析されたデータを生産現場で柔軟に活用するための、無線通信環境を提供するもの。無線通信環境に5G(ローカル5G)または4G(プライベートLTE)を用いることで、Wi-Fi無線網と比較して広いサービスエリアと安定した通信環境を提供。また、商用サービスと比較して、月々のデータ通信量に依存しない、顧客のニーズにより適合した通信環境を提供するとしている。

 構成する機器類は、顧客の環境内に設置することで、特に製造業で重視される現場の操業データを外部に流さない高いセキュリティを担保する。

 NSSOLでは、顧客が自営無線網を導入、利活用する際に必要となる、無線免許の申請や構成する機器類のマネージドサービスなど、導入検討段階から構築、運用まで、一貫したサービスを提供する。

 NSSOLでは、自営無線網サービスを顧客環境へ適用支援するために、「5G推進センター」を2019年8月に設置。これまでの「製造/流通系ソリューション」の業務知見や、「IoXソリューション」の実績ある先進技術、およびシステムインテグレーション力をもとに、5G推進センターを通じた自営無線網サービスの提供を行うことにより、顧客の現場におけるDX実現に向けて、実効性あるベストソリューションを提供するとしている。

 なお、日本製鉄での展開が決まっており、まずは室蘭製鉄所から検討を開始することを同社と合意したという。