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米Salesforce、277億ドルでSlackを買収

 米Salesforce.com(以下、Salesforce)は1日(米国時間)、米Slack Technologies(以下、Slack社)を買収すると発表した。買収総額は約277億ドルで、Slack社の株主は、Slack株1株に対して現金26.79ドルとSalesforce普通株式0.0776株を受け取るという。買収は、Salesforceの2022年度の第2四半期(2021年5月~7月)に完了する予定。

 SlackはすべてのSalesforceクラウドに深く統合され、Salesforce Customer 360の新しいインターフェイスとして利用される見込み。買収完了後、Slack社はSalesforceの1部門となるが、現CEOのスチュワート・バターフィールド氏が引き続き主導するとした。

 Salesforceの会長兼CEO、マーク・ベニオフ氏はプレスリリースの中で、「SalesforceとSlackは、エンタープライズソフトウェアの未来を形成し、誰もがあらゆる場所からあらゆる作業を行えるように変革していく。買収完了後、Salesforce OhanaにSlackを迎えることを喜ばしく思う」とコメントしている。