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NEC、RAID1対応のスモールサイズPC「タイプMC」などビジネス向けPC「Mate」の新製品を販売開始

 日本電気株式会社(以下、NEC)は10日、ビジネス向けデスクトップPC「Mate」シリーズの新製品として、インテル第14世代CPUとDDR5メモリの採用による基本性能の強化に加え、AIの活用を促進する「Copilotキー」や、メンテナンスの手間を軽減する「ハードウェアスキャン機能」の搭載などにより利便性を向上した、5タイプ31モデルを販売開始した。

 新製品は、全タイプにWindows 11 ver 24H2を搭載し、操作環境に合わせて選べる3種類のキーボードに「Copilotキー」を装備することで、チャット型AIアシスタント「Microsoft Copilot」をワンタッチで起動できるようにした。これにより、メールの下書きや文書の要約などでAIの活用を促進し、業務の効率化や生産性の向上を支援する。

 さらに、CPU、メモリ、ストレージなどの主要部品に対して問題が無いか診断を行う「ハードウェアスキャン機能」も新たに搭載し、利用者のメンテナンスの手間も軽減する。

Mate タイプMC

  また、スモールサイズPC「タイプMC」では、従来の高拡張性ハイエンドデスクトップPCで対応していた、SSDを2つ搭載して双方にリアルタイムに同じデータを書き込むミラーリング(RAID1)機能を選択可能にした。これにより、一方のSSDが故障した際には、もう一方のSSDを使用して復旧作業を行えるため、ダウンタイムを抑え、業務継続に貢献する。

 製品ラインアップと希望小売価格(税別)は、
「タイプME」が30万6500円から、「タイプMB」が28万6000円から、「タイプMA」が27万2000円から、「タイプMC」が26万4900円から。SOHO・中小企業向けの「タイプML」はオープン。