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トヨクモ、kintone活用サービス「kViewer」「フォームブリッジ」に新たなユーザー管理機能を追加

Toyokumo kintoneApp認証により、kintoneの活用の幅を拡大

 トヨクモ株式会社は1日、サイボウズの業務アプリ構築クラウド「kintone」と連携するWebフォームサービス「フォームブリッジ」と、kintoneアカウントを持たないユーザーに対してkintone内の情報を公開可能にするサービス「kViewer」を強化し、ユーザー管理機能「Toyokumo kintoneApp認証」を追加すると発表した。

 kintoneでは、その中に保存されている情報はkintoneのライセンスを持っている人しか見られないため、kViewerを用いてビューを作成した上で、取引先・協業先などの社外ユーザーをゲストとして招待するといった形により、限定された範囲で情報共有を行ってきた。一方、データ入力についても同様の制限があることから、kintoneに直接データを保存できるフォームをフォームブリッジで作成し、運用してきたという。

 従来、kViewerの公開ビューやフォームブリッジのフォームに対しては、ID/パスワードによる認証(最大1000通り)を設定できたが、今回追加されたToyokumo kintoneApp認証は、メールアドレス/ソーシャルログインによる認証を手軽に設定できる機能で、1つのビュー/フォームに対して最大1万件の認証情報を設定可能なため、今までオンライン上でコミュニケーションが取れなかった多数の相手とも、情報共有を手軽に行えるようになった。

 トヨクモでは活用例として、アパレルショップやファンクラブ、メールマガジンの会員システムとしての利用を挙げた。ユーザーが一度メールアドレスなどでログインすれば、他ページへ移動しても都度ログインする必要なくなるため、会員サイトやファンクラブサイトなどにアクセスする際、一度ログインを済ませれば、ポイント加盟店一覧や申請フォームなど、さまざまなページへそのままアクセス可能になるとのこと。

 また、ログインユーザーに応じて異なるデータを表示できるので、代理店Aと代理店Bでは販売できる製品は同じでも卸値が異なるといったケースにおいて、その代理店に適した情報、他社には見られたくない情報をセキュアに案内可能になるとした。