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カスペルスキー、法人向けセキュリティオンライントレーニング「Kaspersky Automated Security Awareness Platform」を提供

 株式会社カスペルスキーは1日、法人向けサイバーセキュリティ啓発オンライントレーニングサービス「Kaspersky Automated Security Awareness Platform(以下、KASAP)」の提供を開始した。

 KASAPは、従業員向けに実践的な内容のサイバーセキュリティの啓発教育を行えるオンライントレーニング。強固なパスワードの設定方法や適切な取り扱い方、フィッシングメールの見分け方と対処方法など、日々従業員が業務で利用するIT機器やサービスに関して、実践的な内容のカリキュラムを提供する。従来のような講習型のトレーニングとは異なり、学習後すぐに実務に生かせる内容のため、全社的なサイバーセキュリティの向上が望めるとしている。

 「パスワードとアカウント」「メールセキュリティ」「ウェブの閲覧」「ソーシャルメディアとメッセンジャー」「PCのセキュリティ」「モバイル機器」「重要データの保護」「GDPR」「産業サイバーセキュリティ」の9つのトレーニングトピックがあり、合計100以上のレッスンやテストを含むトレーニングで構成される。

「パスワードとアカウント」のレッスン画面

 1レッスン当たりの所要時間は2~10分程度で、受講者は容易に取り組むことができる。また、エビングハウスの忘却曲線に基づいた継続的な学習プログラムを採用しており、レッスン後に学習内容を定着させるために、理解度チェックのメール、トピックごとの最終テストメールに加えて、模擬のフィッシングメールを送信する。オンライントレーニングとともに、継続的かつ実践的な体験を提供することにより、効率よく従業員のセキュリティ意識を高めることができる。

 トレーニングのスケジュールは自動で管理されるため、管理者の細かい設定は不要。管理者は、ダッシュボードでトレーニング対象者の実施傾向と進捗を確認でき、的確にトレーニングを進められる。

 KASPの価格は、最小購入数の5ライセンスで年額3万4500円(税別)。法人を対象とし、パートナー経由で販売する。また、60日間有効で5ユーザーまで登録可能な評価版も提供する。