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ブロードバンドタワー、クラウドサービス「c9 Flex」でMIRACLE LINUX 8.4を利用可能に

MIRACLE LINUX 8.4などの有償サポートも月額料金で提供

 株式会社ブロードバンドタワーとサイバートラスト株式会社は25日、サイバートラストのLinux OS「MIRACLE LINUX 8.4」の有償サポート提供におけるパートナーシップで合意したと発表した。これに伴いブロードバンドタワーでは、自社のクラウドサービス「c9 Flex」において、MIRACLE LINUX 8.4を提供するとともに、MIRACLE LINUX 8.4ならびにCentOS 7のサポートも提供する。

 MIRACLE LINUXは、日本国内の企業に向け、安定して稼働するLinux OSを提供するために開発されているLinuxディストリビューション。Red Hat Enterprise Linux(RHEL)ベースで開発されており、2021年10月リリースのMIRACLE LINUX 8.4では、2021年末に開発終了となったCentOS Linux 8ともバイナリ互換を維持しているほか、ライセンス費用が無償化されたこともあって、利用者の多いCentOS Linux 8の代替としても注目が集まっているという。

 ブロードバンドタワーは今回、サイバートラストとの提携により、完全定額のクラウドサービスであるc9 FlexにてMIRACLE LINUX 8.4を提供するほか、既存のMIRACLE LINUX 8.4年間サポートと同等のサービスを、c9 Flexやデータセンターの利用者、あるいは提携する大手クラウドサービスの利用者に向けて月額料金にて提供する。

 これによりサービスの利用者は、ブロードバンドタワーを通じて、利用期間にあわせたサポート契約締結を行えるため、サポート費用のコストダウンが見込めるとのこと。また、クラウド環境とOSサポートの利用がワンストップで対応可能になる点もメリットとしている。