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TISがチャットボットサービス「DialogPlay」強化、運用時のコスト削減や生産性向上をサポート

 TIS株式会社は20日、SaaS型のチャットボットシステム「DialogPlay」に、「FAQ作成レコメンド」「ジョブ自動化シナリオ」の両機能を追加したと発表した。

 DialogPlayは、業務で利用できるチャットボットプラットフォームをSaaS型で提供するサービス。3ステップでノーコードのチャットボットシステムが構築できる点を特徴としており、コールセンターやBPOにおけるオペレーター業務、セールス/アフターサービスの問い合わせ、情報提供などの業務に活用可能なチャットボットを、容易に作成・運用できるという。

 今回の強化では、質問への回答や作業依頼に対応する既存の「コンシェルジュボット」機能に加えて、「FAQ作成レコメンド」「ジョブ自動化シナリオ」の両機能を追加した。

 このうち「FAQ作成レコメンド」は、FAQの効果的な運用のために、問い合わせデータをAIで分析し、メンテナンスに役立てるFAQをライフサイクル支援する機能。FAQメンテナンス工数の削減が可能になるほか、回答精度の向上が見込めるため、社員・ユーザーの生産性向上、サービスデスクの問い合わせ対応工数の削減といった効果も期待できるとした。

 一方の「ジョブ自動化シナリオ」では、さまざまなクラウドアプリケーションとAPI連携するためのテンプレートと、API連携からRPAを起動するテンプレートが用意されている。例えば、予定表や会議室予約システムと連携させることで、チャットボットが会議室の予約から来客登録まで、すべてを行うシナリオを構築できるという。

 またRPAと連携すれば、パスワードの初期化申請・実行、出張精算などのバックオフィス業務の自動化シナリオを構築でき、業務の効率化が図れるとのこと。

 なおDialogplayでは、メッセージ件数や機能により3つのメニューを提供しているが、2つの新機能は最上位の「ADVANCEプラン」にて提供される。同プランの月額基本料は15万円(税別)。