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シュナイダーエレクトリック、HCIソリューション「HPE SimpliVity」とUPSなどを組み合わせた推奨構成モデルを発表 大塚商会で販売

 シュナイダーエレクトリックは13日、株式会社大塚商会で販売するソリューションとして、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(以下、HPE)のHCIソリューション「HPE SimpliVity」を中心に、シュナイダーのソリューションを組み合わせた推奨構成モデルを発表した。

 今回提供を開始する推奨構成モデルは、HCIソリューションのHPE SimpliVityと、シュナイダーエレクトリックの無停電電源装置(UPS)、拡張バッテリーパック、ネットワークマネジメントカード(NMC)、シャットダウン用ソフトウェア 「APC PowerChute」を組み合わせたモデル。

 既に動作検証済みの推奨構成となっているため、エッジコンピューティングなどの用途において、企業のIT担当者が短期間で現場への導入を進められる。

 オプションとして、シュナイダーエレクトリックがエッジ向けのソリューションとして展開する、静音性に優れたコンパクトラックやPDUなどを付加し、マイクロデータセンターとしても構成できる。

 シュナイダーエレクトリックでは、HCIソリューションは、コンパクトな構成と柔軟な拡張性を備え、エッジサイトのようなスペースが限られる場所でのスモールスタートに親和性が高いため、システム導入の手間や運用コストの観点からも需要が大きく拡大しつつあると説明。こうした背景を受け、シュナイダーエレクトリックでも、HCI環境を想定したソリューションを強化しており、今回推奨構成に含まれるシャットダウン用ソフトウェア「APC PowerChute」についても、2021年に最新版となるv4.4の発表にあたって、対応するHCIシステムをさらに拡張し、HPE SimpliVityへ対応することを発表している。

 今回の推奨構成では、エッジコンピューティングのエントリー環境構築として、導入しやすいシンプルな推奨構成を実現。さらに、HPEとシュナイダー両社共通の代理店である大塚商会とのコラボレーションにより、幅広い顧客に向けた迅速な提案・販売・提供が可能とになっており、推奨構成モデルについて、今後年間で100台(ノード)の販売・提供を目指すとしている。