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NTT-AT、自治体向け会議録検索システム「DiscussNetPremium」をLGWANから利用可能にするオプションサービス

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は12日、自治体向け会議録検索システム「DiscussNetPremium」のオプションサービスとして、総合行政ネットワーク(LGWAN)からの利用を可能にする「DiscussNetPremium LGWAN接続サービス」を提供開始すると発表した。

 DiscussNetPremiumは、会議録をインターネットに公開して検索できる自治体向けシステム。検索はキーワード、関連語、発言者、会議名、年度指定などで行えるため、簡単に過去の記録を見つけられ、議会業務の効率化、住民への情報公開を推進するという。

 このシステムはSaaSとして提供されているので、自治体で導入が進むネットワーク分離環境の場合は、インターネット接続系の端末からアクセスする必要があり、LGWAN接続系の端末でこうしたデータを利用するためには、インターネット接続系の端末で検索したデータを、セキュアなクラウドストレージやUSBメモリを経由してLGWAN接続端末に持ち込む、といった使い方を余儀なくされていたとのこと。

 今回発表された新オプションは、ネットワーク分離環境において、直接インターネットに接続できないLGWAN接続端末から、インターネット上の会議録検索システムを直接利用できるようにするもので、こうした課題に対処するためにサービス化された。

 自治体のユーザーは、LGWAN接続系の端末を利用してDiscussNetPremiumに接続可能となることから、自治体内の利用可能な端末が増加するほか、業務負荷やセキュリティリスクの軽減も期待できるという。さらに、IPAの「自治体テレワークシステム for LGWAN」などを用いると、在宅端末からも接続可能となるため、テレワーク促進にも効果があるとした。

 一方で、自治体によっては、LGWAN環境にオンプレミス版の会議録検索システムを導入し、SaaSと併用するケースもあるというが、そうした場合と比べると、安価かつ管理作業なしで会議録検索システムが利用可能になる点もメリットとのことだ。