ニュース

マクニカ、Boxのセキュリティ監視を行うSplunk App「Security Monitoring App for Box」を提供

 株式会社マクニカは12日、統合ログ解析・管理ツール「Splunk Enterprise」を活用し、コンテンツクラウド「Box」のセキュリティ監視を行う独自アプリケーション「Security Monitoring App for Box」を発表した。同日よりリリースする。

 企業においてコンテンツクラウドとしての活用が進むクラウドサービスのBoxは、高いセキュリティときめ細やかな管理機能を実装しており、外部からの攻撃による情報漏えいに対しても高い防御能力を有している。しかし、リモートワークの普及によってアクセスコントロール設定が複雑化したことに起因する設定ミスや、悪意のある従業員によるファイルアクセス/ダウンロードが引き起こす情報漏えいには、よりいっそう注意を払う必要が生じているという。

 今回発表されたSecurity Monitoring App for Boxは、Boxに対するセキュリティ監視機能を実施することで、こうしたセキュリティ上の懸念を解消するためのソリューション。Splunk Enterprise用のアドオンソフトウェア(App)として提供され、Boxが生成するイベントログを利用して、Boxに関する不正アクセスや設定ミスなどを検知・監視できるようになる。

 初期リリースバージョンでは、外部共有されているフォルダへのアクセス状態や、オープンリンク・パブリックリンクの作成やアクセス状況、地理情報に基づくアクセス情報などを視覚化できる12種類のダッシュボードがプリセットされており、ユーザーはいつもと違う異常な状態に気づいたり、トレンドを把握したりすることが可能。また、7種類のアラート機能も用意され、異常に対してより迅速な対処を行えるとのこと。

 製品は年間サブスクリプション方式で提供され、期間中のサポートなども含めた年間利用料が70万円(税別)。インストールや実装・チューニングなどの作業代行、カスタマイズ・機能拡張などにも個別見積もりで対応する。

ユーザーアクティビティ別の統計情報
地理情報に基づくアクセス情報