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セイコーソリューションズ、コンテンツトラッキングツール「Eltropy」で企業の顧客接点対応を支援

 セイコーソリューションズ株式会社は7日、Eltropy Japan合同会社と代理店契約を締結し、メッセージング&ゼロパーティデータのコンテンツトラッキングツール「Eltropy(エルトロピー)」を取り扱い開始すると発表した。

 Eltropyは、顧客との双方向コミュニケーションを支援するクラウドサービス。企業の商品紹介PDFなどのコンテンツ共有時に自動生成される、顧客ごとに設定する情報へのリンク(ユニークリンク)を活用し、コンテンツの閲覧状況などをリアルタイムで分析することで、企業による効率的な顧客フォローを支援できるという。

 企業の担当者はEltropyを用いて、SMSやメッセージアプリなどで資料を顧客へ送信し、顧客は送られてきたリンクから興味のある資料をクリックして閲覧すると、アプリのダウンロードやログインをすることなく、顧客の特定が可能になる仕組み。顧客ごとのクリック有無、閲覧したページや閲覧時間などの顧客行動を追跡でき、効率的なフォローアップにつなげられるとした。

 セイコーソリューションズでは、新型コロナウイルスの影響により、顧客接点において、企業のデジタルコミュニケーション戦略が加速している一方で、GDPRなどによって顧客情報の保護が重要になる中で、顧客の具体的なニーズを正確に把握しにくくなっているため、企業ではゼロパーティデータ(アンケートなどで顧客の同意を得て収集するファーストパーティデータ)に関する戦略が求められているという点を指摘。

 顧客とコミュニケーションをとりながら最適なサービスを提案する、さまざまな業種・業界のB2C/B2B企業に対して、CX(顧客体験)とEX(従業員体験)の双方を改善できるEltropyを販売するとともに、サポートを提供すると説明している。

 あわせて、企業のオウンドメディアのデジタル体験を分析するソリューション「Dynatrace」や、ログイン・パスワード不要の本人認証ソリューション、電子契約ソリューションなどの既存製品・サービスと連携し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)加速を支援する考え大。

Eltropyのサービスイメージ