日本ユニシス、ユニークリンクで顧客行動を追跡し、効率的な顧客フォローを支援する「Eltropy」を販売開始

　日本ユニシス株式会社は13日、SMSやメッセージングアプリ経由で顧客とのコミュニケーションを実現する「Eltropy（エルトロピー）」の販売を開始した。

　Eltropyは、米Eltropyが開発したサービスで、顧客ごとに設定する情報へのリンク「ユニークリンク」を活用し、コンテンツの閲覧状況などをリアルタイムで分析することで、効率的な顧客フォローを支援する。

　企業の担当者は、紙資料を配布する代わりにEltropyを活用して、SMSやメッセージアプリなどで資料を送信。顧客は、送信されたリンクから興味のある資料をクリックして閲覧する。

　ユニークリンクを活用することで、アプリのダウンロードやログインをすることなく、顧客の特定が可能となる。これにより、企業の担当者は顧客ごとのクリック有無、閲覧したページや閲覧時間などの顧客行動を追跡し、効率的なフォローアップにつなげることができる。顧客の興味に沿ったフォローアップ、SMSやメッセージングアプリを介した適切なタイミングでのコミュニケーションにより、顧客エクスペリエンスや顧客ロイヤルティーの向上、成約率の向上を実現できるとしている。

　また、Eltropyは、メールだけなくSMSやメッセージングアプリによる送信が可能な点が特徴で、Eltropyの活用事例においては、メッセージングアプリによる送信は通常のメールでの送信と比較してクリック率が11倍に向上したという。

　日本ユニシスでは今後、金融機関をはじめ、お顧客とコミュニケーションをとりながら最適なサービスを提案するさまざまな業種に対して、Eltropyの販売を行っていく。また、営業店業務支援システム「SmileBranch」などのソリューションや、既存システムとの連携を行い、顧客や社会のニーズに対応するデジタルトランスフォーメーションを実現していくとしている。