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MDIS、Microsoft Teamsでの通話や会議を自動録音するクラウドサービス「nokos」

 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(以下、MDIS)は、Microsoft Teamsでの通話や会議を自動録音するサービス「nokos(ノコス)」を、2022年3月から発売する。コンプライアンス部門、内部監査部門、会議出席者の上長等が、統制目的で音声データを検索・再生できるという。

 「nokos」は、録音対象として登録されたMicrosoft Teamsユーザーの通話や会議を全自動録音するサービス。三菱総研DCS株式会社のマルチクラウドストレージサービス「Dibertas(ディバタス)」と、ベリントシステムズジャパン株式会社の通話録音ソリューション「Verint金融コンプライアンス」を組み合わせて製品化された。

 Microsoft Teamsの標準機能である手動録音と異なり、ユーザーが意識することなく全自動で録音/録画を行うため、録音漏れを防止できるほか、故意の録音停止もできないことから、従業員に対する牽制(営業員の対顧客勧誘、説明状況の事後チェックの徹底、NGワードチェック)にもなり、コンプライアンス順守の徹底を実現するという。

 端末に専用ソフトウェアの導入が不要なWeb UI方式で、日時や録音対象ユーザー名、ユーザーをグループ化するタグを活用した検索・再生が可能。またクラウドサービスのため、導入企業側での専用サーバー設置は必要なく、初期導入時や運用時の負担を軽減できるとした。また録音データは、FISC安全対策基準に準拠したマルチクラウドストレージでセキュアに管理されるとのこと。

 MDISではまず、コンプライアンス強化目的での提供を開始するが、将来的には業務効率化ツールとしての展開を計画している。加えて、Zoomの録音や音声分析、議事録自動作成といった業務効率化ソリューションへの適用も検討する考えだ。