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MDIS、Web会議サービスの通話・会議を全自動録音する「nokos」を強化 新たにZoomに対応

 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(以下、MDIS)は27日、Microsoft Teamsで実施される通話や会議を全自動録音し、クラウドで管理する「nokos(ノコス)」において、Zoom Meetings(以下、Zoom)を録音・録画する機能を追加すると発表した。なお、現在「nokos」を利用中の企業は追加料金なしでZoomの録音・録画機能が利用でき、サービス提供開始は7月末の予定。

 「nokos」は、録音対象として登録されたWeb会議サービスの通話や会議を全自動録音するサービス。三菱総研DCS株式会社のマルチクラウドストレージサービス「Dibertas(ディバタス)」と、ベリントシステムズジャパン株式会社の通話録音ソリューション「Verint金融コンプライアンス」を組み合わせて製品化された。

 従来はMicrosoft Teamsのみを対象サービスとしてきたが、今回の強化によってZoomに対応した。Microsoft TeamsおよびZoomの通話・会議を全自動で録音・録画するため、故意の録音停止が不可となり、従業員のコンプライアンス順守の徹底を支援するという。また、同一システムでMicrosoft TeamsとZoomに対応できるので、録音データの一元管理も可能となり、管理・録音検索などの業務の効率化を支援するとしている。

 利用にあたっては、端末に専用ソフトウェアの導入が不要なWeb UI方式で第三者による検索・再生も可能なため、監査、統制に利用できるとのこと。

 なお今回の機能強化に伴い、MDISでは、サービス名を「Microsoft Teams録音サービス nokos」から「Web会議録音サービス nokos」に改称。今後は、Webex Meetingsの録音・録画についても対応する予定とした。

サービスの概要図:(将来構想含む)