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NEC、D-Waveの量子コンピューティングサービス「Leap Quantum Cloud Service」を販売開始、日本語によるサポートも提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は7日、カナダD-Wave Systems(以下、D-Wave)の量子コンピューティングクラウドサービス「Leap Quantum Cloud Service(以下、Leap)」を、グローバルで販売開始すると発表した。

 同サービスに加えて、日本では日本語によるサポートを提供するとともに、グローバルでは各種サポートを行うプロフェッショナルサービスを提供し、オーストラリアを皮切りに順次地域を拡大していく。

 NECでは、2020年にD-Waveと協業し、同社のLeapを活用して、さまざまな顧客における配送計画・人員シフト・製造計画・ポートフォリオ作成など、多様な業務への応用研究を推進することで知見を蓄積した。

 Leapは、量子アニーリングとシミュレーテッドアニーリングの両方をニーズに合わせて柔軟に利用でき、統合開発者環境(IDE)としてOcean SDKがセットアップされており、すぐにコーディングが可能。ウェブブラウザーを使ったクラウド環境へのアクセスが可能で、250を超えるサンプルアプリケーションを利用できる。

 日本語によるサポートについては、Leap利用環境の準備と利用に関する日本語でのQ&Aサポートを提供。グローバルで提供するプロフェッショナルサービスについては、Leap業務適用サポートサービスとして業務選定、技術検証、プロト開発、本番適用の各種支援を提供するとともに、Leapトレーニングサービスを提供する。

 NECとD-Waveは今後、より大規模な組み合わせ最適化問題を高速に解決するため、NECのSX-Aurora TSUBASAを活用したベクトルアニーリングマシンと、D-WaveのLeapを組み合わせたハイブリッドサービスを開発し、提供を目指す。