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ソラコム、スリム化したAIカメラの新モデル「S+ Camera Design」を発表

カメラにインストールするAIアルゴリズムを購入できるマーケットも開設

 株式会社ソラコムは11月30日、セルラー通信(LTE)搭載で、手軽に利用できるAIカメラ「S+ Camera(サープラスカメラ)」シリーズの新モデル「S+ Camera Design」を提供開始した。

 S+ Cameraは、Linuxベースの小型コンピューターとLTE通信を搭載し、AIアルゴリズムを開発してインストールすることで、用途に合わせたAIカメラソリューションを実現する製品。IoT技術により、専用コンソール画面から撮影した画像の確認や、AIアルゴリズムのリモート入れ替えが行える。

S+ Camera Design

 新モデルのS+ Camera Designは、設置場所の多様化に対応し、ボディーデザインを刷新。丸みを帯び、黒を基調にしたボディーで、パブリックスペースにも違和感なく溶け込むデザインとした。サイズについても、幅5cmと従来機種の約半分となるスリム化を実現し、狭い場所にも設置できる。

 さらに、より設置しやすくするため、前後、斜めにカメラを回して角度調整できるようにしたほか、ピント調整や各種ワイヤー取り付けも可能とした。

 新モデルの価格は、1台あたり4万9800円(税込)。12月1日15時に販売を開始する。

 また、12月1日には、S+ Cameraシリーズにインストールして使えるアルゴリズムを販売する「S+ AIマーケット」を提供開始する。S+ AIマーケットでは、パートナー企業が提供するアルゴリズムを購入でき、購入したアルゴリズムは、セルラー通信経由でAIカメラに遠隔からインストールして利用できる。

 対応アルゴリズム第一弾としては、汎用的なAIアルゴリズム20個がパッケージとなったAI Dynamics Japanの「Package20」を販売する。Package20は、商業利用が進む汎用的なAIアルゴリズム20種を厳選したパッケージで、通行人カウントや滞在時間の計測、車などの物体検出やOCRによるナンバー検知などのアルゴリズムが含まれる。価格は9800円(税込)。