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Okta、日本国内でデータを保管するサービス「Okta Infrastructure」を2022年に提供

 米Oktaは11日、日本で成長するOktaの顧客基盤をサポートするため、日本国内でデータを保管するサービス「Okta Infrastructure」を2022年2月に稼働する計画を発表した。

 日本のOkta Infrastructureは、Amazon Web Services(AWS)を利用して、東京と大阪に位置する地理的に離れた2つのAWSリージョンに構築される。これにより、日本の顧客は、サービスとそのデータに地理的に近い場所で、アイデンティティ管理・認証基盤プラットフォーム「Okta Identity Cloud」を利用できるようになる。

 日本国内のOkta Infrastructureの構成は、東京にあるプライマリインフラストラクチャサービスで、すべてのデータは大阪にあるディザスタリカバリリージョンにレプリケートされる。他の地域(米国、欧州、オーストラリア)のOkta Infrastructureへのデータのレプリケーションやバックアップは行われない。

 99.99%のアップタイムとゼロ計画ダウンタイムを実現するために設計された、最大限の分離と高可用性を備えたマルチテナントアーキテクチャとなり、インフラストラクチャにおける障害は、特定のOkta Infrastructureに限定されるため、他の地域のOkta Infrastructureに影響を与えることはない。

 また、Okta Infrastructureは、冗長化された高可用性(HA)アーキテクチャを用いて構築されているため、AWSリージョン全体がダウンしても、ディザスタリカバリリージョンのサービスが起動することでOktaサービスは継続して稼働すると説明。Oktaサービスのインフラストラクチャとコードベースは、標準的な運用とリリース方法に従って、他のリージョンのOkta Infrastructureと同じスケジュールで更新されるとしている。