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Netskope Japan、SASEの取り組み状況や日本市場の戦略について説明会

SASEによるクラウドセキュリティプラットフォームで急成長

 Netskope Japan株式会社は4日、SASE(Secure Access Service Edge)に関する最新の取り組み状況や日本市場でのビジネス戦略について説明会を開催した。

 まず、米Netskope チーフストラテジー&マーケティングオフィサーのジェイソン・クラーク氏が、セキュリティ市場の動向について解説。「現在、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展やコロナ禍の影響により、企業におけるSaaSの利用が急増し、あらゆるところにデータが存在する状況となっている。一方で、データがあるところには必ず脅威があり、攻撃者に狙われるリスクも高まっている。このセキュリティ対策として、IT部門が使うアプリにはCASB(Cloud Access Security Broker)が、Webサイトのトラフィックには次世代ファイアウォールやセキュアWebゲートウェイが適用されているが、ユーザー主導で利用が拡大しているビジネスアプリには対応しきれていないのが実情だ」という。

米Netskope チーフストラテジー&マーケティングオフィサーのジェイソン・クラーク氏

 「SaaSのビジネスアプリは、自社で所有しているCPU上にデータがないことに加え、ネットワーク上にある各種アプリを自社でコントロールすることができない。こうしたSaaSアプリへの新たなセキュリティ対策として、SASEが登場した。SASEは、ネットワークアーキテクチャとセキュリティアーキテクチャを統合したソリューションで、これによりデータセンターにあるボックスにセキュリティを組み込むことなく、クラウド上から効率的にアプリのインスペクションを行うことが可能となる」(クラーク氏)としている。

SASEの詳細ビュー

 同社のSASEへの取り組みについてクラーク氏は、「SASEには、WANエッジサービスとセキュリティサービスエッジの2つのコンポーネントがあるが、ファーストステップとして次世代セキュアWebゲートウェイにセキュリティサービスエッジを取り入れた。CASBとセキュアWebゲートウェイ、DLPを統合したセキュリティサービスエッジにより、社外アプリ/社内アプリ、オンプレミス/クラウドを問わず、あらゆるデータとユーザーを保護できるクラウドセキュリティプラットフォームを実現した」と説明。

 「ビジネスも好調に推移しており、世界4大商業銀行のうち2行、世界最大のヘルスケア企業7社のうち5社、世界3大通信会社のうち2社、世界最大の小売業者5社のうち3社を顧客として獲得している。今年末には、世界での顧客数が2000社を突破する予定だ」とアピールした。

Netskopeのクラウドセキュリティプラットフォーム

 Netskope Japan カントリーマネージャーの大黒甚一郎氏は、日本市場の状況について、「国内のビジネスも順調に伸びており、11月時点での顧客数は219社、55万ユーザーを突破している。現在も顧客数は増え続けており、年内には250社に達する可能性がある。売り上げについても、11月時点で、1年半前の数値から約4倍に拡大している」と、急成長を続けていると強調。

Netskope Japan カントリーマネージャーの大黒甚一郎氏

 「顧客の業種別の割合は、テクノロジーが30%、コンサルティングが16%、メディアが9%、製造が9%、小売が7%となっており、幅広い業種の顧客に活用されている。また、企業規模別(社数ベース)では、SMB(249人以下)が最も多く35%、次いで中小企業(250-999人)が22%、ラージ・エンタープライズ(1万人以上)が19%、ミッドマーケット(1000-4999人)が19%、エンタープライズ(5000-9999人)が5%となり、SMBから大手企業まで導入が進んでいる」とした。

業種別の顧客状況
企業規模別の顧客状況(社数ベース)

 今後の方針としては、「社内体制を強化し、1年以内に営業とプリセールス技術者(SE)を、それぞれ現在の4人から8人へ2倍にする。パートナーの育成・強化にも取り組み、認定リセラープログラムや営業・技術者向けの資格制度を積極展開するとともに、ストラテジックパートナーの増強を図る。さらに、マーケティング・PR活動にも力を注いでいく。また、『Global Private Cloud』データセンターの国内3拠点目として東京No.2を、早ければ12月中にも正式提供する」(大黒氏)との考えを示した。