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NECソリューションイノベータ、CASBサービス「Netskope」のライセンスや導入支援を提供
OneLoginなどと組み合わせたソリューションも
2019年6月19日 12:18
NECソリューションイノベータ株式会社は19日、クラウドサービス利用時のセキュリティ対策を支援するため、米NetskopeのCASBソリューション「Netskope」を販売開始すると発表した。あわせて、導入支援サービスも提供するという。
「Netskope」は、クラウドサービスの安全な利用やコンプライアンスの順守を支援するソリューション。クラウドサービスの利用状況を可視化することにより、いわゆる“シャドーIT”を含めた、社内におけるクラウドサービス利用をIT管理者が監視できるようにする。
また、これらのクラウドサービスにポリシーを適用することで、アクセス権限が適切かなどをリアルタイムでチェックし、機密情報や個人情報の外部への持ち出しをブロックすることが可能。セキュリティリスクの高いクラウドサービスの利用、不正利用を、CCI(Cloud Confidence Index)によるリスク評価基準(CCIスコア)点数の範囲指定により排除することもできる。
さらに、業種ごとに求められるコンプライアンス要件や自社のポリシーを満たしていることを監査し、レポートする機能も搭載している。
NECソリューションイノベータでは、こうした特徴を持つ「Netskope」の提供にあたって、クラウドサービスの利用および企業内における一貫性のあるセキュリティポリシーの適用など、導入支援サービスも提供するとのこと。
また、同社が提供している米OneLoginのIDaaSソリューション「OneLogin」、米Boxのクラウドストレージ「Box」を組み合わせたソリューションも提供。利便性とセキュリティに配慮したクラウドサービスの活用を支援するとした。
「Netskope」の価格(以下、すべて税別)は、SaaS(シャドーITを含む)利用状況の可視化、アクセス制御、保護を提供する「Netskope Active Platform」が、1ユーザーあたり年間2万2000円。また、Webフィルタリング機能を提供するオプション「Netskope for Web」が、1ユーザーあたり年間8800円。これらは最少30ユーザーより申し込める。
一方、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)など、IaaSのリソース・設定情報を横断的に監査し、セキュリティレベルの把握・是正手段を提供する「Netskope IaaS Professional」は、1リソースあたり年間2万5000円。こちらは最少30リソースから申し込める。
なおNECソリューションイノベータでは、今後1年間で5万ユーザーライセンスの導入を目指すとのことだ。