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SAPジャパン、中堅企業での「RISE with SAP」導入プロジェクトを支援するパートナー向けプログラムを提供

 SAPジャパン株式会社は12日、SAP S/4HANA Cloudを中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP」の、中堅企業における導入プロジェクトを支援すため、新たなパートナー向けプログラムを開始したと発表した。

 新サービスは、SAPソリューションに関する知識や資格を持ち、主に中堅企業向けにSAPソリューションの導入プロジェクトを展開するパートナー企業を対象とするもの。基幹システムの移行プロジェクトを成功に導くために提供されている固定価格のサービス「Partner Services for RISE with SAP」や、SAPソリューションの導入プロジェクトを成功裏に進めるためのメンタリングサービス(Partner Mentoringサービス)、コーチングサービス(Partner Coachingサービス)を提供する。

 Partner Services for RISE with SAPは、基幹システムの移行プロジェクトを支援する固定価格のサービス。全部で15のサービスが提供されるほか、各コンポーネントの選択や組み合わせも可能となっており、パートナー企業にとっては自社のサービスと組み合わせた顧客提案が行いやすくなるとした。なお、サポートもオフショアリソースによって日本語で提供される。

 2つ目のPartner Mentoringサービスでは、SAPジャパンの専任のメンターが13週間にわたり、週に1回・1時間のオンラインミーティングによって、SAPの各ソリューション人員の育成や仕事の進め方に関するメンタリングサービスを提供する。

 対象となるソリューションは、SAP SuccessFactors、SAP Ariba、SAP Customer Experience、SAP S/4HANA Cloud(契約時に1つを選択)で、専任のメンターは、プロジェクトマネージャー、ソリューションアーキテクト、技術アーキテクト、インテグレーションアドバイザーの4つのカテゴリーから選択可能とのこと。

 最後のPartner Coachingサービスは、SAPソリューションの導入プロジェクトにおける技術面のコーチングを提供するもので、SAPジャパンのプロフェッショナルスタッフと30分間のオンラインミーティング機会を、6カ月の間に10回まで、必要な時にオンデマンドで設定できる。

 ミーティングでは機能、設定、技術、プロジェクト管理に関する質問を行え、対象となるソリューションは、SAP SuccessFactors、SAP Ariba、SAP Customer Experience、 SAP S/4HANA Cloud(契約時に1つを選択)。

 なおSAPジャパンでは、これらのプログラムによって、パートナー企業が実ビジネスを進めるうえで発生しやすい課題の解決を、より具体的に支援すると説明している。