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インテック、AWS環境の構築から運用・監視までを提供する「マネージドクラウドサービス on AWS」

 株式会社インテックは4日、Amazon Web Services(AWS)の環境構築から運用・監視までを行う「マネージドクラウドサービス on AWS」を提供開始すると発表した。

 「マネージドクラウドサービス on AWS」は、AWSにインテック独自の構築・運用・監視サービスを付加したマネージド型クラウドサービス。AWSの認定資格を持つ技術者が各利用企業に最適な環境を提案し、構築から運用・監視までをワンストップで提供する点を特徴としている。

 このうち構築サービスでは、AWSの認定資格を持つ技術者が、企業の要望を個別にヒアリングしたうえで、AWS導入・運用支援実績からの知見をもとに最適なAWS環境を設計し、AWSアカウントの用意からAWSインフラの設定、インスタンスの作成まで、企業がAWSを利用するために必要な環境の構築作業を行う。

 なお、従量課金のメリットを生かすための定期的な起動/停止設定や、リソースの定期バックアップ設定、AWSに保存するデータの暗号化設定やファイアウォール機能等のセキュリティ設定などを標準サービスとして実施するため、AWSの利用経験のない企業でも安心して利用できるとのこと。

 2つ目の運用サービスは、インテックがAWS操作を代行するもので、リソースの起動停止や設定変更、リストア、AWSへの問い合わせまで、AWSの運用に必要な操作をインテックに任せられるという。

 また、問い合わせ用に24時間365日の問い合わせ受付窓口を用意するとともに、AWS運用に関するガバナンスやセキュリティのログを保管し、問題発生時に追跡調査も行えるとした。

 3つ目の監視サービスでは、監視ツールのダッシュボードから、利用中のクラウドの状況を随時確認できる。ダッシュボードでは、クラウドサービスから収集したメトリクスを可視化して表示しており、異常を検知した場合は、担当者にメールで通知することも可能だ。加えて、1カ月分の各種メトリクスやアラート情報をもとに、システムの稼働状況や問題点を報告するレポートを提供。あわせて、それら分析した改善提案も実施する。

 このほか、ダッシュボードでログデータを可視化し、確認できるようにするログ監視オプションも提供。監視対象のアプリケーション、ホスト、コンテナ、サービスから収集したログを調査・分析し、トラブルシューティングやデータ調査のために使用できるとしている。

 なお、3つのサービスのうち監視サービスのみを利用できる「クラウド運用支援サービス」も提供するとのことだ。