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キヤノンMJ、Outlookアドイン型のメール誤送信対策サービス「Outbound Security for Microsoft 365」

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は、セキュリティソリューション「GUARDIANWALLシリーズ」において、Microsoft 365ユーザー向けのメールセキュリティサービス「Outbound Security for Microsoft 365」を、10月18日より正式に提供開始すると発表した。

 「Outbound Security for Microsoft 365」は、メールの誤送信を抑止するセキュリティサービス。利用者にはOutlookアドインとして提供され、メール送信時の自己チェックを強化することで、メール誤送信の主な原因である宛先間違い、添付ファイル間違いを防ぎ、誤送信による情報漏えいの防止を図るという。

 具体的には、メール送信時に宛先、本文、添付ファイルを確認する「送信前確認」機能と、添付ファイルをメール本文から分離し、受信者向けにダウンロードURLを自動挿入する「添付ファイルダウンロードリンク化」機能を提供する。

 このうち「送信前確認」機能は、メール送信前にポップアップを表示し、宛先・本文・添付ファイルを確認したうえでメール送信を行えるようにする機能。確認の機会を増やすことで、誤送信や情報漏えいリスクの低減を図っている。

 一方の「添付ファイルダウンロードリンク化」機能は、メール送信時に添付ファイルを自動的にサーバーへアップロードし、受信者がファイル取得できるURLをメール本文に自動挿入する機能。特徴は、メール送信後も添付ファイルが受信者に対して非公開状態となっており、送信者自身が管理画面へアクセスし、再度宛先や添付ファイルの間違いがないことを確認したうえで公開状態にする仕組みを採用している点で、これにより、誤った宛先にメールを送ってしまった場合の情報漏えいを抑止できるとした。

 また、Outlookアドインとして提供され、送信者のOutlookに直接導入するだけで、メール配送経路の変更を必要としないほか、Outlookアドインの設定は、Microsoft 365の管理画面から一元的に設定可能なため、システム管理者が簡単に導入できる点も特徴とのこと。

 価格は1ユーザーあたり月額100円で、10ユーザー単位での契約となる。また、1年間の最低利用期間が設定されている。