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キヤノンMJ、クラウド型メール情報漏えい対策サービス「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」を4月提供開始

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は24日、メールの情報漏えい対策ソリューション「GUARDIANWALL Mailセキュリティ」をクラウドサービスとして提供する、「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」を4月1日から提供すると発表した。

 GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウドは、高度な日本語フィルタリングを可能とする「MailFilter on Cloud」、添付ファイルのZIP暗号化や宛先のBcc変換などを自動で行う「MailConvert on Cloud」、メール保管と柔軟な検索で監査や調査を容易にする「MailArchive on Cloud」をラインアップ。Office 365やG Suiteといったクラウドメールの標準機能だけでは対応できない情報漏えい対策を実現する。

「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」の概要

 MailFilter on Cloudは、高度かつ柔軟なフィルタリング設定と豊富な配送処理機能により、情報漏えいを未然に防止するサービス。送信されたメールに対して一定時間の遅延やメール再確認、削除などを行うさまざまなフィルタールールを作成できる。また、承認機能を利用することで、上長などの第三者によるダブルチェックにも対応する。

 MailConvert on Cloudは、誤送信を添付ファイル暗号化/宛先Bcc変換処理により無効化するサービス。パスワード別送付による誤送信の防止や確実な暗号化により、取引先への安全配慮を実現するとともに、経路上のメール窃取防止、送信者負担の軽減を実現する。

 MailArchive on Cloudは、社内外で送受信されるメールを取得、保管するサービス。保管されたメールに対する柔軟な全文検索機能などにより、法令や監査、社内規定などの要請に応じて過去の情報を素早く検索、抽出できるようになる。顧客のニーズに合わせて、社外との「送信」「受信」それぞれのメールを保管するサービスと、さらに社内間のやり取りのメールも保管する「ジャーナル」を提供する。

 料金プランについては、企業の運用ニーズに合わせて、高度な機能まで自由に設計できる「プレミアム」と、簡単な設定・運用が可能な「ベーシック(7月提供開始予定)」を用意。プレミアムについては、すでに「GUARDIANWALL」をオンプレミスで利用しているユーザーに向けたクラウド移行の受け皿としても展開し、主に大手・中堅向けのクラウド化促進を支援するとしている。

 サービスの1ユーザーあたりの価格(税別)は、「MailFilter on Cloud プレミアム」が月額200円、「MailConvert on Cloud プレミアム」が月額200円、「MailArchive on Cloud プレミアム(送信)」が月額100円、「MailArchive on Cloud プレミアム(受信)」が月額150円、「MailArchive on Cloud プレミアム(ジャーナル)」が月額200円。

 「MailFilter on Cloud ベーシック」が月額150円、「MailConvert on Cloud ベーシック」が月額150円、「MailArchive on Cloud ベーシック(送信)」が月額100円、「MailArchive on Cloud ベーシック(受信)」が月額150円、「MailArchive on Cloud ベーシック(ジャーナル)」が月額200円など。