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KDDI、「Cisco Umbrella」のDNSフィルタ機能にラックの脅威情報データベース「JLIST」を追加

日本特有のセキュリティ脅威に対する防御機能を向上

 KDDI株式会社は1日、クラウド型セキュリティサービス「Cisco Umbrella」で提供している、ドメインとIPアドレスを対応づけて管理するDNSポリシーのフィルタリング機能として、KDDIグループのラックが提供する脅威情報データベース「JLIST」を追加すると発表した。

 Cisco Umbrellaは、DNSを活用して、あらゆる環境・デバイスから、同一のセキュリティポリシーに基づいたセキュアなインターネット接続を可能にするクラウド型セキュリティサービス。カテゴリごとに悪質なサイトや制御したいサイトを登録して、当該URLやドメインの接続可否を設定でき、昨今では、ゼロトラストを実現する上での一要素としても利用されている。

 今回は新たに、DNSポリシーのフィルタリング機能として、ラックが提供するJLISTの脅威情報を追加し、日本特有のセキュリティ脅威に対する防御機能を向上させた。

 具体的には、「Cisco Umbrella Insights」および「SIG Essentials」のライセンスにおいて、JLISTサービスのうち遮断用URL/ドメインを、DNSポリシー向け接続先リストに自動で取り込み、標準機能として提供する。また、JLISTは自動的に反映されるため、常にセキュリティ脅威への対策を常に強化できるとのこと。