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ラックとKDDI、サイバー攻撃対策セキュリティソリューションをグローバルで展開

 株式会社ラックとKDDI株式会社は28日、サイバー攻撃対策向けセキュリティソリューションのグローバル展開を本格開始した。

 セキュリティ監視・運用の知見と国内最大級のセキュリティ監視サービス拠点を持つラックと、グローバルに事業を展開するKDDIの協業により、海外拠点を含めたセキュリティインシデント発生時にも迅速かつ適切な対応を実現するとしている。

 協業では、海外拠点からの問い合わせに対応するグローバルサポート機能を設置した。セキュリティ監視・運用を提供する「KDDIマネージドセキュリティサービス」とラックが提供する「JSOC マネージドセキュリティサービス」に英語での問い合わせ窓口を新たに設置し、セキュリティインシデントの報告や対応指示を海外拠点と直接行う。

 顧客のセキュリティ状況やインシデント傾向などをまとめた月次のセキュリティレポートを英語で提供。現地法人が状況を把握しやすくなり、早期に適切なセキュリティ対策の実行が可能となる。

 ラックのシンガポール拠点では、セキュリティ監視・運用を提供する「JSOC MSS Lite for Global biz.」において、従来の英語に加え日本語での問い合わせ対応を開始する。

 今後は、顧客のセキュリティ環境の脆弱性を可視化する診断サービスや、セキュリティインシデントが発生した際の対処・復旧を多言語で行うサービスを順次拡充し、各国の拠点において最適なセキュリティ環境を構築するとしている。

 KDDIは2024年5月から、顧客の事業成長・社会課題解決への貢献を目的に、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX(ワコンクロス)」を始動しており、ラックとKDDIの連携により顧客のグローバルガバナンス強化に貢献していくとしている。