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KDDI、セキュリティサービス「Cisco Umbrella」のSIG Essentialsパッケージを提供

テレワーク時のセキュリティ対策を支援

 KDDI株式会社は1日、シスコシステムズ合同会社のセキュリティサービス「Cisco Umbrella」に、社内外にかかわらずあらゆる場所からのインターネットアクセスの安全性を確認し、高いレベルのセキュリティを確保する「Secure Internet Gateway(SIG) Essentialsパッケージ」を追加し、提供開始すると発表した。

 Cisco Umbrellaは、DNSの名前解決を利用してインターネット上の脅威からユーザーを保護するセキュリティサービス。同サービスと「SIGパッケージ」を利用することにより、これまで個別に必要だったファイアウォール、セキュアWebゲートウェイ、DNSレイヤセキュリティ、脅威インテリジェンス、クラウドアクセスセキュリティなどを一元的に利用可能となるため、設定や管理の負荷を軽減しつつ、高いセキュリティレベルを確保できるという。

 コロナ禍において、情報資産をオンプレミスで管理する企業では、リモートアクセス時の通信が社内ネットワークに集中して通信速度の低下が業務に支障をきたすケースが出ているほか、業務内容に応じてVPNオン・オフの切り替えが発生し、社員の利便性が低下するケースも見られている。

 KDDIでは、「SIG Essentialsパッケージ」とリモートアクセスサービス「KDDI Flex Remote Access」を組み合わせることにより、VPNのオン・オフを問わない安全にテレワーク環境を提供できるのみならず、トラフィックのオフロード対策としても有効だとアピールしている。

 また、ID管理サービス「KDDI Business ID」と併用すると、シングルサインオン対象のSaaSにもストレスなくアクセス可能になるとのことだ。

 なお「SIG Essentialsパッケージ」は、Cisco Umbrellaの国内提供パートナーとしては初めて、最低利用期間の設定なく利用できるライセンス体系を導入しており、導入後も利用端末台数を柔軟に変更できるため、セキュリティ対策の容易な導入を実現するとした。

 価格は、1IDあたり月額880円(税込)。