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TIS、AIを活用した将来予測による経営高度化を促進する「予測型経営DXサービス for 販売計画」を提供

 TIS株式会社は29日、AIを活用した将来予測を基に意思決定ができる経営の高度化を促進するクラウドサービス「予測型経営DXサービス for 販売計画」の提供を開始すると発表した。

 予測型経営DXサービス for 販売計画は、販売計画に関する一連の業務プロセスを管理可能にする製造業向けサービス。業績に影響を与える指標の変化・兆候を把握することで、将来予測に基づいた意思決定による経営管理の高度化を実現する。

予測型経営DXサービスのイメージ

 ERPなどの社内情報だけでなく、業績に影響を与える景気動向や市場動向といった社外データなど、多種多様なデータを収集・蓄積可能。データレイクに蓄積されたデータの中から、予測対象に影響を与える指標を用いて、AI予測エンジンで将来の予測分析を実施する。
AI予測エンジン

 AIによる各種分析を行うことで、将来何が起きるのかを、変化の予兆ともににいち早く把握し、将来予測に基づいた意思決定や、事前に手を打つことを可能にする分析データを提供する。

 これにより、販売計画業務において、経営情報などの社内情報や政府統計等の外部データから、AIにより影響度の高い要素を用いて販売数量を予測することや、AIによる予測値を提案値とした販売計画の策定、最新の予測値のモニタリングにより、計画乖離(かいり)の予兆が検知された場合にはアラートを発信するといった活用が期待できるとしている。

 予測型経営DXサービス for 販売計画については、企業がサービスの導入前に、AIによる予測値の有効性を確認できるPoCサービスを、2021年12月までの期間限定で提供する。期間は3~4カ月、価格は500万円から。

 TISでは、「属人的な販売計画策定」「経営情報の有効活用」「早期の意思決定/経営判断」といった点に課題感を持つ製造業企業に提供するとともに、販売計画だけでなく生産計画/在庫計画といった他領域への拡大を図り、2024年までに30社への導入を目指す。