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日立ソリューションズ西日本、青果卸向け販売管理システムをクラウドサービスで提供

 株式会社日立ソリューションズ西日本は17日、全国の青果中央・地方卸売市場の卸売業者(以下、青果荷受会社)を対象とした「Hi-PerBT 青果卸向け販売管理システム」を、同日よりクラウドサービスで提供すると発表した。

 日立ソリューションズ西日本によれば、2020年6月の卸売市場法の改正により、青果荷受会社以外からの購入を禁止する「直荷引きの禁止」や、入荷物品は市場内で取引する「商物一致の原則」、卸売業者が集荷した生鮮品を市場内の仲卸業者やセリの参加者以外に販売できない「第三者販売の禁止」などの規則が廃止され、青果取引の制限が大きく緩和されたという。

 その同社では、仲卸業者向けに「青果仲卸業向け販売管理システム Hi-PerBT SEIKA」(以下、Hi-PerBT SEIKA)を提供してきたが、今回は卸売市場法の改正に伴い、「Hi-PerBT SEIKA」の仲卸機能に荷受卸機能を追加し、自己買受処理の効率化も支援可能な「Hi-PerBT 青果卸向け販売管理システム」として、クラウドサービス型で提供する。

 同サービスでは、委託物品の分割販売、等階級別の在庫管理、利益管理や処理が複雑な「自己買受処理」を、原則1回の入力で行えるようにした。また、今後取引が拡大すると考えられる量販店との直接取引についても、「Hi-PerBT SEIKA」で培ったノウハウを活用し、すぐに対応できるとのこと。

 また、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大によって、リモートワークに対するニーズが高まっているが、「Hi-PerBT 青果卸向け販売管理システム」はクラウドサービスでの提供のため、インターネット環境があれば自宅などからも利用可能とした。

 価格は、初期費用が個別見積もり、月額費用がアクセスユーザーあたり2万2000円(税込)。