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フルノシステムズ、Wi-Fi 6対応アクセスポイントの中位モデル「ACERA 1310」を11月に発売

最大1024台の同時接続に対応

 株式会社フルノシステムズは6日、無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)シリーズ」のラインアップに、Wi-Fi 6(2×2)対応のミドルレンジ製品「ACERA 1310」を追加すると発表した。価格はオープンで、11月の発売を予定している。

 ACERA 1310は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応したミドルレンジのアクセスポイント。多台数端末接続時の同時通信の安定性と高速通信を実現しており、中小規模のオフィスや病院における患者向けWi-Fiといった用途を想定するという。

 具体的には、2.4GHz帯と5GHz帯それぞれに各512台、計1024台を接続可能。5GHz帯への優先接続を促す「無線バンドステアリング機能」、クライアントの無線通信時間を一定にする「無線通信公平化機能」など、無線LANで発生する問題への対策機能によって、通信の安定化を実現する。

 通信は2.4GHz帯と5GHz帯の同時通信が可能で、それぞれ最大573.5Mbps、最大1201Mbpsの伝送速度に対応。Wi-Fi 6以外では、IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線通信規格をサポートする。

 また従来機種に引き続き、放熱効果に優れたアルミダイカストケースを採用しており、マイナス10℃~55℃の広い動作温度範囲に対応。セキュリティ面では、最新のWi-Fiセキュリティ規格であるWPA3(192ビット暗号化)が利用可能だ。

 有線LANのインターフェイスは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2ポートを搭載し、LANケーブルによる電源供給機能(PoE/PoE+)とリンクアグリゲーションをサポートする。