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フルノシステムズ、月額課金で利用できるクラウド型無線LANサービス「ACERA Connect」

アクセスポイントもレンタル提供

 株式会社フルノシステムズは24日、月額課金で利用可能なクラウド型無線LANサービス「ACERA Connect(アセラコネクト)」を、8月下旬より提供開始すると発表した。システムインテグレータ(以下、SIer)などのパートナー企業を通して、エンドユーザーへ提供する。

 ACERA Connectは、月額課金で提供する無線LANサービス。クラウドサーバーにて複数拠点の無線LANネットワークを一括管理する仕組みのため、拠点ごとに管理サーバーなどを用意する必要はなく、初期設定済みのアクセスポイントをインターネット回線にLANケーブルで接続するだけで、無線LAN環境を簡単に構築可能という。

 また、管理センターで無線LAN環境の監視やアクセスポイントのファームウェアアップデートなどの運用を担うほか、あらかじめ初期設定を施したアクセスポイントをエンドユーザーに発送するため、SIerの業務負荷を軽減できるとのこと。さらに、無線LANに障害が発生した場合も、時間や場所を選ばずにいつでもどこからでもクラウドの管理システムにアクセスできるため、迅速な障害対応を実現するとした。

 なおアクセスポイントは、IEEE 802.11ac Wave2対応の業務用製品「ACERA 1110」を利用する。同製品はレンタル形式で提供され、エンドユーザーは機器を所有せずにサービスを利用するので、資産管理の手間が省ける点も特長とした。なおACERA 1110は1台から導入可能で、小規模ネットワークにも対応できるとしている。

 フルノシステムズでは、中小企業のオフィスや商業施設、病院、ホテル、博物館、学校などあらゆる環境での利用を想定しているとのこと。契約プランとしては、2年契約、5年契約の2種類を用意している。価格はオープン。

ACERA Connectで利用する「ACERA 1110」