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フルノシステムズ、11ac Wave2対応の法人向けアクセスポイント「ACERA 1110」を7月発売

 株式会社フルノシステムズは、802.11ac Wave2対応の無線LANアクセスポイント「ACERA 1110」を7月に発売する。文教市場を初めとする法人向けに最適化されており、同時接続100台以上の利用に対応するとのこと。価格はオープン。

 ACERA 1110は、802.11ac wave2に対応した法人向けのアクセスポイント。5GHz帯はIEEE 802.11a/n/ac、2.4GHz帯はIEEE 802.11b/g/nに対応し、5GHz帯/2.4GHz帯の同時利用にも対応する。

ACERA 1110

 IEEE 802.11acは2x2 MIMOに対応。2ストリームMU-MIMOをサポートしているため、対応端末との組み合わせにより、複数台のクライアント接続時のスループットが向上するという。また11acビームフォーミング機能を搭載し、障害物の多い環境下でスループットを約15%改善したとのこと。

 2.4GHzでは256QAMをサポートし、HT20では最大200Mbps(理論値)、HT40では最大400Mbps(理論値)の通信を行える。加えて、端末の通信が5GHz/2.4GHzのどちらかに偏ることを避け、無線間で調整を効率的に行う「無線バンドステアリング機能」、特定の端末による無線空間の専有を避ける「無線通信公平化機能」も搭載した。

 さらに、4コアの新CPUを採用することで、多台数同時接続時のスループットを約25%向上させた点も特徴。1教室40台の生徒用タブレットを利用する授業など同時接続台数の多い場合や、動画閲覧時などに効果を発揮するとした。

 なお、無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」と連携すると、災害発生時に無線LAN環境を一般に開放できる「災害時支援」も利用可能。アクセスポイント1000台の一元管理や、無線稼働状況をグラフィカルに表示する「MAP機能」なども利用できる。