ニュース
鹿島建設がNTT Comの「Smart Data Platform」採用、組織横断的なデータの利活用を実現
2021年9月3日 13:22
NTTコミュニケーションズ株式会社（以下 NTT Com）は1日、鹿島建設株式会社が、「Smart Data Platform」をデータマネジメント基盤として採用したと発表した。2021年9月より全社での本格運用が開始されている。
建設業界では、企画・開発、設計・施工、維持管理・運営の各段階で生成・収集されるデータの種類が多岐にわたり、データの管理・分析が複雑化しているとのことで、鹿島に建設においても、高度な工程管理を行うため、計画と実績の差異比較や要因分析、残工事の工程や費用計画の見直しなど、建設現場ごとの多数のデータを分析・可視化して利用する必要があるという。
一方で、それらのデータが複数のクラウドサービス上に分散していたため、各種データを一元的に管理して効果的に利用することが求められていた。
こうした課題を踏まえて鹿島建設では、データマネジメント基盤の構築を検討する中で、2019年よりSmart Data Platformを基盤としたPoC（概念実証）を行ってきたが、約1年半のPoCの結果、十分な導入効果が得られたことから、今回は全社での本格運用に至った。
具体的には、Smart Data Platformのインターコネクトサービス「Flexible InterConnect」により、鹿島建設が利用する複数のパブリッククラウドをセキュアかつ柔軟に接続できるマルチクラウド接続基盤を提供する。また、社内外に点在する経営データ、IoTデータ、オープンデータ、BIMデータなどをインフォマティカのiPaaS「IICS（Informatica Intelligent Cloud Services）」によってデータ連携・統合させ、Smart Data Platform上で組織横断的なデータの利活用を可能にしたとのこと。
