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NTTコム オンライン、アナリティクスツールの長期サポート版「TIBCO Spotfire 11.4LTS」の日本語サポートを提供

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(以下、NTTコム オンライン)は27日、国内総代理店として取り扱う米TIBCOのビジュアルアナリティクスツール「TIBCO Spotfire」の長期サポート(LTS)バージョンとなるSpotfire11.4LTSに関して、日本語での公式サポート提供を開始した。

 TIBCO Spotfireは、データサイエンティストによる高度解析を支援すると同時に、そのデータ分析資産をビジネス現場のアナリストに共有することで、組織全体でのデータ活用を実現するビジュアルアナリティクスツール。製造業での歩留まり率向上や品質向上、エネルギー業界での予測シミュレーション、小売・流通における売上向上、航空や交通での混雑緩和分析など、ミッションクリティカルな分野で活用されている。

 LTSバージョンは、一世代前のLTSバージョン以降のバージョンアップの内容をすべて含み、原則として12カ月程度に一度リリースされる、長期サポートバージョンとなる。今回のバージョン11.4LTSでは、前回のバージョン10.10LTS以降の全機能の長期サポートに加え、新機能や改善を追加した。

 独自のビジュアライゼーションを容易に追加できる「Visualization Mods」機能については、バージョン11.0でリリースされているが、バージョン11.4LTSでパフォーマンスなどの改善とともに、長期サポートに対応した。

 Visualization Modsは、APIなどを用いて、容易に独自のグラフや表の組み込みができ、標準で搭載された表やグラフ同様の動作と共有を実現できるクラウド対応拡張フレームワーク。これにより、業界や業務特有のグラフや表など、顧客のニーズに応える分析結果の可視化・共有が可能となる。

 また、マップチャートに多層のトレリス機能が導入されたことで、カテゴリー間の多変量比較の調査がより強力になった。マップチャートのトレリスで、地図や図の上にデータを複数のレイヤーで重ねることにより、簡単に複数の測定値の比較が可能になり、さまざまなデータの類似点または相違点を認識して、洞察を効率化できる。

 データ読み込みについても、並列化による高速化を実現。複雑なデータ変換と計算を必要とする、複数のデータの読み込みを最大70%高速化した。この他、Amazon RDS Service-Ready Business Application認定の取得、データアクセスのアップデートと新たなデータベースのサポート、UI改善、データラングリングの際のユーザビリティの改善など、機能や性能、使い勝手の改善を実施している。