ニュース

NTTコム オンライン、ビジュアルアナリティクスツール「TIBCO Spotfire」の長期サポートバージョンv12.0LTSを提供

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(以下、NTTコム オンライン)は1日、同社が国内総代理店として取り扱うTIBCOのビジュアルアナリティクスツール 「TIBCO Spotfire」の長期サポートバージョン(v12.0LTS)を提供開始した。

 TIBCO Spotfireは、データサイエンティストによる高度解析を支援すると同時に、そのデータ分析資産をビジネス現場のアナリストに共有することで、組織全体でのデータ活用を実現するビジュアルアナリティクスツール。製造業での歩留まり率向上や品質向上、エネルギー業界での予測シミュレーション、小売り・流通における売り上げ向上、航空や交通での混雑緩和分析など、ミッションクリティカルな分野で、データサイエンティストと現場のアナリストが連携することで、データ分析を組織全体で活用する企業で活用されている。

 LTSバージョンは、一世代前のLTSバージョン以降のバージョンアップの内容をすべて含み、原則として12カ月程度に一度リリースされる、長期サポートバージョンとなる。

 今回の12.0LTSでは、データ化層かツール「TIBCO Data Virtualization(TDV)」との連携を強化。TDVとSpotfireを連携し、Spotfireの分析者にTDVの仮想テーブルをデータカタログメニューとして公開できる。これにより、組織の中のさまざまなデータソースを安全にエンドユーザーに公開し、ユーザー自らが検索、アクセスして、容易に必要なデータを取得できる。ビジネスユーザーによる多様なデータの活用とデータガバナンスを両立し、データの民主化を推進できる。

 また、任意のKubernetesクラスタでLinuxを使用して、Spotfire環境をデプロイできるようになった。これにより、必要に応じて計算能力を簡単にスケールアップ・ダウンでき、効率的なリソース活用が実現できる。これまで、一部のSpotfireコンポーネントはWindowsでの構築が必要だったが、Spotfireプラットフォームの全てのコンポーネントがLinuxでサポートされるようになった。

 さらに、TIBCO Cloud Integrationとの連携により、Spotfireユーザーは他のツールに移ることなく、データドリブンにアクションを迅速に実行できるようになる。Spotfireのビジュアライゼーションから直接アクションをトリガーするだけで、TIBCO Cloud Integration経由で、選択したデータを送信したり、データベースを更新したり、IoTデバイスを制御できるようになった。

 このほか、データ関数機能の強化、ユニバーサルカラーのカラースキーム追加など、さまざまな機能や性能、使い勝手の改善を実施している。