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キヤノンITS、MRシステムの基盤ソフト「MREAL Platform」新バージョンを販売開始
2021年7月16日 12:20
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は16日、現実映像とCGをリアルタイムに融合する、MR(Mixed Reality)システムの基盤ソフトウェア「MREAL Platform 2021」の新バージョンを販売開始した。
MREALは、キヤノンの光学技術を駆使し、仮想のCGと現実空間とを違和感なく融合して、自由な視点から体験できる映像技術。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の「MREAL Display」と、MREAL対応表示アプリケーション、その他デバイスを接続する基盤ソフトウェアのMREAL Platformで構成され、自動車メーカーをはじめとする製造業において、デザインや設計データの試作回数を減らし、コスト削減を可能にする業務支援ツールとして活用されている。
新バージョン「MREAL Platform 2021」では、アルゴリズムの最適化や空間特徴位置合わせ性能の強化、マスキング精度の向上により、検証精度を強化。ユーザーインターフェイスの簡易化や、新たなカメラデバイスとの連携、HMD体験者の映像を外部ディスプレイに表示する「HMD Mirroring Tool」の追加などを行った。
また、機能モジュールを基本の8モジュールに分割。サブスクリプションライセンスとして1年契約と3年以上契約の2タイプを用意し、必要な機能を必要な期間だけ組み合わせて利用できるようにするとともに、システムの低価格化を実現した。