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CTC、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する自治体向けAIチャットボットを販売

24時間365日の問い合わせ対応が可能に

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は21日、株式会社電算が提供している、新型コロナウイルスのワクチン接種に関するAIチャットボットサービスを、同日より取り扱い開始すると発表した。地方自治体向けにクラウドサービスとして提供する。

 このAIチャットボットは、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する地方自治体の業務を支援するもの。自治体に寄せられる、予約方法、接種会場、当日の手続きといった住民からの問い合わせに対して自動回答を行ってくれるという。

 自治体では、接種会場の情報、チャットボットの画面の色やロゴ、キャラクターなどを設定するだけで、短期間で24時間365日の問い合わせ対応が可能になるため、住民へのサービス品質の向上が期待できるとのこと。

 また、厚生労働省から発表される新型コロナウイルス関連の最新情報を定期的にサービスへ反映することで、問い合わせ業務の一部自動化とあわせて、情報の更新作業も省力化でき、職員の負担軽減につながるとした。

 価格(税別)は初期費用が70万円、月額費用が18万円から。

 なお、チャットボットのエンジンには台湾Intumitの「SmartRobot」を採用している。CTCでは、2019年からSmartRobotの取り扱いを開始しており、販売に加えて、導入に伴う設定や運用も含め、トータルなサポートを提供できるとしている。