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アシスト、リモート環境を含めたエンドポイントを保護するセキュリティサービスを販売

 株式会社アシストは1日、エンドポイントにおける情報漏えいを自律的コントロールにより予防する日立ソリューションズの「秘文 統合エンドポイント管理サービス」を、同日より販売開始すると発表した。

 従来、企業では境界防御型のセキュリティ対策を採用してきたが、リモートワーク等の環境は境界域外のため、十分なセキュリティ対策が施されておらず、セキュリティインシデントへの迅速な対応は難しい状況にあったという。

 今回発表を開始する「秘文 統合エンドポイント管理サービス」は、危険な脆弱性やOS設定等の自動修正(自律的コントロール)を実現するポスチャマネジメントサービスで、リモート環境では難しい「迅速かつ手厚いヘルプデスク対応」を補うほか、エンドポイントにおけるあらゆるリスクの予防的措置を可能にするとした。

 サービスは「可視化」「分析・評価」「対策」の3つのステップで構成されており、今回は第1弾として「可視化」にフォーカス。IT資産管理機能およびスマートデバイス管理機能を提供する。これらの機能はすべてクラウドサービスで提供されるので、構築やメンテナンス工数、コストを抑えられるほか、リモートワーク環境下でのVPN接続を必須としないことから、重要性の増すエンドポイント環境をセキュアな状態に維持できるとのこと。

 端末500台規模の場合、価格(税別)は、本体モジュールが1台あたり年間7800円。デバイス制御、ログ取得、ネットワーク制御、IT資産管理といった機能を利用できる。また、ディスクやメディアの暗号化が可能な「暗号化オプション」は1台あたり年間3000円、AndroidやiPhone等、スマートデバイスの管理を行える「スマートデバイスオプション」は1台あたり年間3100円。このほか、インターネット経由でのリモート制御を行える「インターネット経由PC遠隔操作オプション」が個別見積もり。

 なお、2022年3月31日までの期間限定キャンペーンにより、本体モジュールは1台あたり年額4000円で提供される。

 アシストでは、リモートワークやゼロトラストセキュリティを推進する企業、あるいは現在利用しているツールの保守にかかるコストを削減したい企業などを対象に「秘文 統合エンドポイント管理サービス」を積極的に販売していく計画で、2022年12月末までに100社への導入を目指している。