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日立ソリューションズ、「秘文 統合エンドポイント管理サービス」でIDaaSとの連携による厳格なアクセス管理機能を提供

 株式会社日立ソリューションズは26日、デバイスの状態を自動で安全に保つ「秘文 統合エンドポイント管理サービス」において、IDaaSと連携し、ユーザー認証からデバイス認証、デバイスのセキュリティ態勢管理(ポスチャマネジメント)までを統合したサービスを2月28日に提供開始すると発表した。

 第1弾として、米Oktaのクラウド型アイデンティティ管理・統合認証サービス「Okta Identity Cloud(以下、Okta)」と連携。今後は、マイクロソフトが提供するAzure ADなどとも連携する予定としている。

サービスの概要

 サービスでは、ユーザーIDの認証に加えて、私物のデバイスを使用していないかどうかや、OSのパッチ、セキュリティ設定、脆弱性の対策状況など、さまざまなデバイスのセキュリティ状態に基づき、デバイスの状態を動的に評価して認証する。これらの仕組みにより、ゼロトラストセキュリティで必要となる、企業内の情報やシステムへの厳格なアクセス管理を支援します。

 さらに、秘文のポスチャマネジメントにより、OSのパッチ、セキュリティ設定、脆弱性などの対策を自動的に行う。パッチ適用や設定変更が自動で実施されるため、厳密なアクセス管理と業務継続の両立に必要となる運用負荷を軽減する。また、証明書管理においても、従来は管理者が行っていた、セキュリティ態勢が維持されていないデバイスの証明書の失効やセキュリティが確保された際の証明書の発行など、セキュリティ証明書の発行から配布までの運用をバックグラウンドにて自動で行う。

 秘文 統合エンドポイント管理サービス IDaaS連携の提供価格(税込)は、サービスの標準機能に加えてIDaaS連携が利用できるライセンスの場合、サブスクリプション型で1台あたり年額8800円(500台の場合)。資産管理と証明書に基づくデバイス認証に限定したライセンスの場合、サブスクリプション型で1台あたり4400円(500台の場合)。