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Red Hat、Red Hat OpensShiftに対応する新たなマネージドクラウドサービスを発表

 米Red Hatは現地時間4月27日、Red Hat OpensShiftに対応する新たなマネージドクラウドサービスとして、リアルタイムデータストリームのアプリケーションへの組み込みを容易にする「Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafka」、機械学習(ML)モデルを迅速に開発してコンテナ対応の形式でエクスポートするための手段を提供する「Red Hat OpenShift Data Science」、APIファーストによるマイクロサービスベースのアプリケーションの提供を迅速化する「Red Hat OpenShift API Management」をそれぞれ発表した。

 Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafkaは、オープンソースのApache Kafkaプロジェクトに基づき、開発チームがストリーミングデータをより容易にアプリケーションに組み込むことを可能にする。フルマネージドおよびホステッド型のKafkaサービスとして提供され、開発者はデータ収集や処理のような基本的な要件を気にすることなく、より優れたアプリケーションを迅速に作り上げることに集中できる。

 Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafkaは、開発者プレビューとして提供され、一般提供の開始は今年中の予定。

 Red Hat OpenShift Data Scienceは、オープンソースのOpen Data Hubプロジェクトに基づいて構築され、インフラの要件を伴わずに機械学習モデルの開発、訓練、およびテストを迅速化する。Red Hat Marketplace のISVソリューションを含む特定のパートナークラウドサービスと統合された“AI as a Service”プラットフォームの基盤として、一般的なデータサイエンスツールを実装している。

 Red Hat OpenShift Data Science は、OpenShift DedicatedとRed Hat OpenShift Service on AWSに対するアドオンとしてベータ版で提供され、一般提供の開始は今年中の予定。

 Red Hat OpenShift API Managementは、APIの包括的なライフサイクル管理を、Red Hat OpenShift DedicatedとRed Hat OpenShift Service on AWSに提供する。マネージド運用とOpenShiftのネイティブ統合を組み合わせることで、組織はAPIファーストによるマイクロサービスベースのアプリケーションを構築、管理、およびスケーリングする上で、インフラストラクチャではなくイノベーションと開発に集中できるとしている。

 Red Hat OpenShift API Managementは、Red Hat OpenShift DedicatedとRed Hat OpenShift Service on AWSに対するアドオンとして提供中。