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IDCフロンティア、ソフトバンクとの吸収分割を発表

データセンター事業をソフトバンクが、クラウドサービスをIDCフロンティアが承継

 株式会社IDCフロンティアは2025年12月25日、2026年4月1日を分割効力発生日として、ソフトバンク株式会社との吸収分割を実施することを決議したと発表した。

 この吸収分割は、IDCフロンティアのデータセンター事業、クラウドサービス、およびネットワークサービスに関わる顧客契約をソフトバンクに承継させるものと、ソフトバンクのクラウドサービス「ホワイトクラウド ASPIRE」および「ホワイトクラウド デスクトップサービス スタンダード」をIDCフロンティアが承継するもので構成される。

 ソフトバンクは、2023年5月に公表した3カ年の中期経営計画において、「デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを提供する企業」という長期ビジョンを掲げた。これは、AIの進化に伴うデータ処理や電力需要の急増に対応するインフラを構築し、未来のデジタルサービスを支えることを目指すものとなる。吸収分割は、この長期ビジョンの実現に向けてソフトバンクの次世代社会インフラ基盤の構築に係る内製能力を一層強化することを目的とするとしている。

 データセンター事業については、AI社会を支える中核インフラとしての重要性が高まっているため、吸収分割によりソフトバンクが承継し、次世代事業として強化・高度化していく。

 一方、クラウド事業については、吸収分割により対象サービスをIDCフロンティアが承継し、事業機能の最適配置と役割分担の明確化を図ることで、事業全体としての競争力強化を推進していく。

 吸収分割により、エンジニアリソースの集約による開発力の向上、プロセスの一本化によるAIデータセンターの開発・運用体制の確立、ならびにクラウドサービスの強化が可能となり、ソフトバンクおよびそのグループ会社全体としての持続的な成長基盤の整備につながるとしている。