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コマツやNTTドコモなど4社、建設業界のDX支援を目的に新会社設立

 コマツ、株式会社NTTドコモ、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、ソニー)、株式会社野村総合研究所(以下、NRI)の4社は4月30日、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するため、新会社「株式会社EARTHBRAINTM」(以下、EB社)を共同で発足させると発表した。

 EB社では、コマツが提供している建設現場向けソリューション「スマートコンストラクション」の高度化を図るとともに、海外への幅広い展開に取り組むという。さらに、建設現場で稼働しているすべての建機、車両に対するサービスの提供を行うなど、4社が保有する知見やノウハウ、技術を組み合わせ、次世代スマートコンストラクションへの進化を図るとしている。

 その次世代スマートコンストラクションでは、建設現場の地形や機械・労務・材料、また安全・環境面も含めて遠隔からリアルタイムでモニターしたり、分析・改善したりできる現場可視化デバイスおよびアプリケーションの開発・提供を行う。こうした仕組みにより現場のデジタルツインを作り、建設現場における生産の全工程をオープンプラットフォームでデジタルにつないで最適にコントロールすることによって、安全に生産性の向上を実現できるように支援するとした。

 なお、事業は7月より開始する予定で、資本金は153億7000万円。出資比率はコマツが54.5%、NTTドコモが35.5%、ソニーが5%、NRIが5%となっている。