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NECなど4者、院外から電子カルテへアクセス可能なソリューションで在宅医療を支援

「日病モバイル」とNECの看護情報システムを連携

 一般社団法人日本病院会、株式会社日本病院共済会、株式会社フロンティア・フィールドは24日、日本電気株式会社(以下、NEC)と連携し、フロンティア・フィールドの医療機関専用スマートフォン「日病モバイル」上で、NECの看護情報システム「MegaOakアシストらくらく看護師さん」を動作可能にしたと発表した。これに伴い、「日病モバイル」への電子カルテ接続サービスを提供開始する。

 「日病モバイル」は、日本病院会、日本病院共済会、フロンティア・フィールドの3者が共同開発した医療機関専用スマートフォン。ナースコール連携を標準搭載するほか、スケジューラーやワークフロー、ビデオ通話カンファレンス、勤怠管理システムなどの機能を備えている。

 今回、NECの「MegaOakアシストらくらく看護師さん」を「日病モバイル」上で動作可能にしたことで、往診や訪問看護などでの訪問先でも、院内と同様に電子カルテにアクセスし、電子カルテの閲覧・入力を行えるようになった。

 「日病モバイル」の端末1台で院内・院外通話と「MegaOakアシストらくらく看護師さん」が利用でき、専用端末と通話用端末の2台持ちが不要になる点がメリット。また、NTTドコモの「ビジネスmoperaアクセスプレミアム」により、閉域網を経由したセキュリティレベルの高いアクセスを可能にしているため、院外からも安心して「MegaOakアシストらくらく看護師さん」を利用可能になったとのこと。

 さらに、「日病モバイル」はMDM(モバイルデバイス管理)機能を備えており、端末紛失等のリスクも軽減できるとした。

サービス導入のメリット