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クロス・ヘッド、クラウド版GaroonとMicrosoft Teamsの連携APIのプラグイン版を提供

GaroonからWeb会議への直接参加が容易に可能

 クロス・ヘッド株式会社は11日、サイボウズのグループウェア「クラウド版Garoon」のプラグイン機能提供開始にあわせ、GaroonとMicrosoft Teamsとの連携を実現するクロス・ヘッドの連携API「CROSSLink 365 Teams連携」のプラグイン版を提供開始すると発表した。

 従来、Teamsで会議予定を登録する場合はGaroonのスケジュール機能で会議予定を登録した後、Teamsカレンダーにも別途、同じ日時、同じ参加者で予定登録する必要があった。また、Teamsでのオンライン会議にGaroonアカウントを持たないゲストを招待する場合、Garoonのスケジュールには参加者として登録できず、メモやコメントにゲストを招待する旨を記入する、といった運用を行う必要があったとのこと。

 これに対して「CROSSLink 365 Teams連携」を利用すると、Garoonで会議スケジュールを登録する際に、予定メニューから「Web会議」を選択するだけで会議予定の登録が完了。Garoonのスケジュールに登録した開催日時や参加者の情報は、Teamsのカレンダーにも自動的に同期される。

 また、Garoonアカウントを持たないゲストをTeams会議に招待する場合も、Garoonのスケジュールに表示される入力欄に、ゲストのメールアドレスを登録するだけで招待が可能になる。会議予定に変更や削除が発生した場合には、Garoon上で会議予定の変更操作をするだけで、Teamsカレンダー上のスケジュールも自動的に変更されるほか、Garoonのスケジュールで記入したコメントもTeamsカレンダーの詳細欄に反映され、招待メールの本文として参加者に送信されるという。

 こうした仕組みにより、Teamsカレンダーを直接操作することなく、Garoonのスケジュール機能の操作のみでTeams会議の予定登録・変更・削除が可能になる。

 なお、「CROSSLink 365 Teams連携」を含めた「CROSSLink 365シリーズ」は、GaroonからMicrosoft 365へのAPI連携を可能にするもの。同シリーズを構成する各種連携APIは、これまでは単体サービスとして提供しており、導入もサービスごとに行う必要があったが、サイボウズによってGaroonでのプラグイン機能が提供されたことを受け、今回、「CROSSLink 365 Teams連携」のプラグイン版を提供開始する。

 プラグイン化により、従来は必要だった連携API導入の手間を軽減し、また迅速な導入を実現することで、利用企業の利便性を向上させるとのことだ。

 プラグイン版の価格は、1ユーザーあたり年間1800円。最低10ユーザーから利用できる。