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アラクサラ、GUI設定やゼロタッチプロビジョニングに対応したエッジ向けレイヤ2スイッチ「AXprimoM210シリーズ」

10月の出荷開始を予定

 アラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は6日、導入時の設定などを簡単に行えるように改善したエッジ向けレイヤ2スイッチ「AXprimoM210シリーズ(仮称)」を発表した。10月の出荷開始を予定している。

 AXprimoM210シリーズは、エッジ向けに提供されるインテリジェントタイプのレイヤ2スイッチ。従来のコマンドラインインターフェイス(CLI)に加えて、WebベースのGUIによるコンフィグレーション設定に対応しており、ネットワーク機器の設定に慣れていないユーザーでも、直感的に設定作業を行えるという。

 また、機器のCPU使用率、メモリ使用率、ポートごとのトラフィック状態などを可視化して表示するダッシュボードが用意されているので、機器の状態を簡単に把握できるとした。

 さらに、ファイルサーバーにあらかじめ用意したコンフィグレーションファイル、ファームウェアを用意しておき、AXprimoM210シリーズがネットワークに接続した際に、自動でダウンロードやインストールを行うゼロタッチプロビジョニング機能を搭載。ネットワーク構築時の初期設定を自動化したり、装置故障時の交換作業を簡易化したりできるとのこと。

 筐体は、ファンレス設計を採用。VLANやQoS、リンクアグリゲーション、ループ検知、トラフィック量が少ないときに消費電力を抑えるEnergy Efficient Ethernet機能、ケーブル長が短い場合にポート消費電力を抑えるケーブル長省電力機能にも対応する。

 具体的なモデルとして今回発表されたのは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8ポート、SFP×2スロットを搭載した2製品。そのうち「AXprimoM210-08P(仮称)」では、ポートあたり最大30W(装置全体では125W)のPoE給電をサポートし、PoEの電力供給をスケジューリングできるPoE Timer機能も利用できる。

 また、標的型攻撃を検知し状況に応じて不正な通信を自動遮断できる「サイバー攻撃自動防御ソリューション」や、スイッチ管理ソフトウェア「AX-Security-Controller」を用いて端末の接続位置を可視化する「端末管理ソリューション」に対応する。

 予定価格(税別)は、AXprimoM210-08Pが9万8000円、PoE未対応の「AXprimoM210-08T(仮称)」が5万8000円。

 なおアラクサラでは、6月13日~15日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2018」の自社ブースにて、これらの製品展示を行うとのことだ。

AXprimoM210-08T(仮称)
AXprimoM210-08P(仮称)