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NTT西日本、顧客のDXを加速させる共創ラボ「LINKSPARK FUKUOKA」を設立

 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は2日、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる共創ラボ「LINKSPARK FUKUOKA」を、福岡県福岡市のNTT新博多ビルに設立すると発表した。

 NTT西日本では、九州は日本のアジアへの玄関口であり、人口やGDPは関東、近畿、中部の3大都市圏に次ぐ最も規模が大きい経済圏である反面、全国に先駆けて進む高齢化、転出超過による人口減少、中核産業である農林水産業の後継者不足、観光需要の大幅な減少、年々大規模化する自然災害への対応など、解決すべき課題も多く潜在していると説明。こうした九州エリアにおける課題に対して、デジタル技術を活用し、顧客のDXを加速させるために、共創ラボ「LINKSPARK FUKUOKA」を開設するとしている。

 「LINKSPARK FUKUOKA」では、Attention(興味関心)、Inspiration(刺激想像)、Background(課題背景)、Advance(前進)、Share(共有)、Execution(実行)の略語となる、NTT西日本独自のメソッド“AIBASE”を活用し、顧客のDXをトータルコーディネートする。

 顧客のビジネスゴール達成にむけては、「DXにおいて取り組むべきテーマの設定」「デジタル人材やスタートアップとの共創」「即座に利用可能なICT実証環境の提供」という3つの価値を提供する。

 DXにおいて取り組むべきテーマの設定では、デザイン思考の活用やデモ展示によるデジタル技術の体感から顧客の課題を具体化し、ビジネスゴール達成にむけた取り組みを明確にする。

 デジタル人材やスタートアップとの共創では、NTT西日本が保有する専門スタッフや九州エリアのイノベーション創出拠点、スタートアップとの連携により、顧客のDX推進をサポートする。

 ICT実証環境については、顧客それぞれのDXテーマに応じて、AIエンジンやデータ分析に用いる各種ソフトウェア、ハードウェアを即時に利用可能。また、データセンターへの閉域接続によるセキュアなデータ保管や、地域創生クラウドなど最新技術の利用に対応する。