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ネットワンパートナーズ、深層学習技術を活用したエンドポイントセキュリティ製品「Deep Instinct」を販売

 ネットワンパートナーズ株式会社は16日、ディープインスティンクト株式会社とディストリビュータ契約を締結し、米Deep Instinctが開発しているエンドポイントセキュリティ製品「Deep Instinct」を国内で販売すると発表した。

 Deep Instinctは、PCやスマートデバイスに対応したエンドポイント向けセキュリティ製品。深層学習(ディープラーニング)技術をサイバーセキュリティに適用し、予測型のマルウェア検知アルゴリズム(予測モデル)を生成することにより、未知の脅威に対しても防御可能な点が特長で、例えば、Emotet/Snake/Maze等の大きな被害を出した新型マルウェアに対しても、それらが登場する1年以上前の予測モデルで検知を実現しているという。

 また予測モデルであることから、3カ月ごとの更新で十分な防御力が期待できるとしており、ウイルス定義ファイル等を日々更新する必要はないほか、検知精度が高く、誤検知アラートが大きく低減されるため、運用面でも管理者や利用者の負荷を軽減可能。検知したマルウェアの分類、侵入経路の特定、仮に感染した場合の挙動分析、遠隔からのファイル隔離などを、専用の管理システムから一括で行えるとしている。

 主な構成要素としては、予測モデル「D-Brain」、管理システム「D-Appliance」、端末に導入するソフトウェア「D-Client」があり、これらを連携させて上記機能を実現しているとのこと。

 なおネットワンパートナーズでは、パートナー企業経由での販売を行っているが、パートナー企業は、「Deep Instinct」の豊富な導入実績、およびネットワンパートナーズの技術支援のもとで、継続して需要増加が見込まれるエンドポイントセキュリティ市場に、大きな差別化とともにアプローチ可能になるとアピールしている。