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アズジェント、深層学習技術を用いたエンドポイントマルウェア対策製品「Deep Instinct」をSaaS型で提供

 株式会社アズジェントは27日、イスラエルDEEP INSTINCTの次世代エンドポイントマルウェア対策製品「Deep Instinct」をSaaS型で提供するサービスを発表した。3月1日より販売開始する。

 Deep Instinctは、ニューラルネットワークを用いた深層学習(ディープラーニング)により、被害が発生する前に脅威を検知・防御するNGEPP(Next Generation Endpoint Protection:次世代エンドポイントプロテクション)製品。多様なファイルタイプの何百万ものマルウェアを深層学習によって繰り返し学習することで、既知・未知にかかわらず、マルウェアがエンドポイントで実行される前にリアルタイムで検知・ブロックを行えるという。

 また、Deep Instinctの管理モジュールを使った単独利用に加え、シグネチャベースの従来型エンドポイントセキュリティ製品との共存も可能で、エンドポイント上での多層防御を実現できるとのこと。

 今回アズジェントでは、「エンドポイント対策をしたいが導入・運用に手間がかかる」「標的型攻撃などの未知の脅威を検知した際、どう対応したらいいかわからない」といった組織を対象に、Deep InstinctをSaaS型のクラウドサービスとして提供する。これによりユーザー企業は、管理サーバーを準備することなく、エンドポイントセキュリティを同製品によって強化できるとした。

 価格はオープンだが、参考価格は端末数100の場合で1端末あたり年間1万2600円(税別)。

 なお今回のサービスでは、WindowsやmacOS、Androidといったデバイスを一元管理でき、かつ、主要SIEM製品サポートしているので、セキュリティログの簡単な取り込み、視覚化された情報提供が可能。SOCチームと連携させることにより、SIerやリセラーなどが監視サービスを自社の顧客へ提供することも可能としている。